自然オイル塗料

自然塗装の種類

木のフローリングの質感を最大限に活かし、かつ日々の生活の傷や汚れから守るのはオイルやワックスを用いた塗装がおすすめです。これらは自然塗装と定義され、自然塗装を塗布するための塗料はオイル系の塗料からワックス系の塗料まで世界中に様々なメーカーがあります。また、塗料の仕様や成分もメーカーにより様々です。

本記事について

本記事は当社視点で記載しており、各塗料のスペックや使用方法などは各塗料メーカーにご確認下さい。

よくあるある問い合わせ

※回答については、メーカーの公式な情報と当社の感想を含め回答しております。

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どのの塗料がおすすめですか?
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なにを選べ良いかわかりません。

自然塗料の種類

日本国内で取扱える自然塗料は沢山あります。ここでは内装用の主にフローリング用塗料について説明します。

自然塗料は基本的に天然成分から抽出した成分より製造された塗料です。一部の塗料は天然成分より変性させた合成樹脂を含む塗料もございます。それらは自然系・自然派塗料と言われています。

床用で無垢フローリングや複合(挽板)フローリングに使う自然塗料は、浸透型オイル塗料を基本とします。蜜ろうワックスなどワックスが名前に付きますが成分の8割以上はオイルとなり浸透型オイル塗料と同じ扱いとなります。

カテゴリメーカー(オイルブランド)
オイル系塗料:海外オスモカラー・リボス・プラネットカラー・アウロ・ルビオモノコート・ワトコ・Bona・Woca・ブライワックス・クランプ・その他
オイル系塗料:国内ESHA・RIO(春風)・和信・オリオ2・ネオグレーズオイル・U-OIL・Arbor・その他
蜜ろうワックス未晒し蜜ろうワックス・Arbor・その他多数
柿渋パーシモン・無臭柿渋・その他
コメヌカキヌカ・ウッドブラン・米ぬかワックス・その他
上記は内装用の無垢材に塗れる一部の塗料で、その他多数の国内外の塗料がございます。

塗料タイプについて

オイルの成分

フローリング用の自然塗料は様々なタイプがあります。基本的には床用自然塗料は浸透型が大半となります。塗料のタイプも様々で植物オイルを主成分とした塗料や、柿渋、米ぬかなどあります。またワックス成分を含めたものも多くそのキャラクターは様々です。

オイル塗料

オイル塗料

オイルを主成分とした塗料となります。主な植物オイルとして亜麻仁油・荏胡麻油・ひまわり油などが使用されます。石油由来のナフサ油を主成分とする塗料もございます。

床用のオイル塗料の大半はワックス成分を含みます。ワックス成分は保護層として耐摩耗・撥水性をより高めますが初期は木の質感が少し損なわれる場合があります。主なワックス成分はカルナバロウ・カンデラリ蝋・天然樹脂・蜜蝋などワックス成分を含む塗料が大半となります。

オイル塗料には植物油を用いたものと、合成樹脂オイルを用いたオイルがありますが、合成樹脂オイルは自然塗料とは呼べなく自然系・自然派塗料と定義付けられています。石油由来の塗料もあります。

蜜蝋ワックス

蜜蝋を主成分としたワックス塗料となります。基本的な成分構成はオイル塗料と類似します。

蜜蝋ワックスはその名の通り主成分が蜜蝋と言うだけで、実際はオイル成分が8-9割を占めます(一部のワックスはオイル成分が9割を超えるものもあります)。オイルの配合により蜜蝋ワックスの粘度は異なります。一般的に蜜蝋ワックスと言えば、半固形状の物をイメージすると思いますが、例えばリボスグレイボプラネットカラーラッペンワックスクランプHigh-Solid Oil-Finishなどもオイル塗料ですが、こちらの分類に属するのでは思います(当社見解)。

配合的には半固形の蜜蝋ワックスは蜜蝋成分が10-20%の間で配合され、液体状の物は6-10%の間で配合されています。

蜜蝋

柿渋

柿渋用の柿の画像

柿渋は柿を潰した汁を発酵させた100%の自然塗料です。柿渋タンニンが防水・防腐・防虫など様々な効果を発揮します。柿渋のみの塗料や柿渋のタンニンと植物油をブレンドした塗料があります。

柿渋も乾燥剤・溶剤などが含まれない商品の一つです、古来より存在する塗料で独特の風合いが出ます。

ライスワックス(米糠)

米を精製するときに出る米糠より作られた自然塗料です。古くより米糠を布に包みそれで床を磨いたことなど米糠の油分により床を保護していました。こちらも乾燥剤・溶剤を含まない商品となります。

米糠

※柿渋・ライスワックスは当社では使用実績が無いため、一般的な説明となります。

溶剤と乾燥剤について

自然塗料はその名の通り自然の原料を元に製造された塗料と言う意味合いがあります。どの塗料メーカーも基本的に天然由来の植物性の原料を使用しています。但し塗装を効率的に簡単にできる、塗装後早く使用可能とするための工夫として溶剤や乾燥剤が使われている塗料も沢山あります。溶剤・乾燥剤は石油由来の成分は使用しませんが化学物質は使用しています。これらは普段生活において一般的に使用されているものが大半です。またそれらを使用しているメーカーは玩具に使用しても安全とする【DIN EN 71,Part3】および、唾液や汗に有害物質が溶け出さない耐液性を証明する【DIN 53160】などを取得し、トータルにおいて安全を保障しています。

乾燥剤や溶剤をまったく使用していない塗料も存在します。(メーカー公開成分より)

蜜ろうワックスがその傾向が強く、オイル塗料も植物由来の原料のみで製造されている塗料もあります。

無鉛乾燥剤については、塗料メーカーにより無鉛乾燥剤と詳細は明記されてなかったり、実際の物質名を表記しているメーカーなど様々です。オイル塗料に乾燥剤が無ければ乾性油だとしても数日を必要として塗料として非常に不便な塗料となります。