西南桜という樹種:フローリング
西南桜は薄いピンクで優しい杢目の人気の樹種です。
木肌も滑らかでインテリアを選ばない万人受けする色合い、それでリーズナブルな価格設定なので価格以上に高級感がある樹種です。
すでに様々なサイトで紹介されていますが、西南桜は”桜”の名がつきますが、正式にはカバノキとなります。カバノキ科の落葉性の広葉樹で雰囲気が似ていることより桜としてまとめられ”桜”の名が付けられています。製造工場でも英語でCHERRYと設定されるように”桜”扱いとされています。
西南桜は、西南樺と呼ばれこれに対して東北樺と言う種もあります。両方カバノキで東北樺は樺桜やバーチととも呼ばれていて色が白っぽい樹種となります。
当社の規定で西南桜=西南樺・チェリー /樺桜=東北樺・バーチとします。
西南桜と樺桜
国内で流通している桜の名の付く材は西南桜・樺桜が大半を占めます。その他では山桜やブラックチェリーがありこれはバラ科のさくら属となります。西南桜もチェリーと呼ばれますが、本当のチェリーはバラ科のさくら属の山桜やブラックチェリーとなります。
西南桜と樺桜は同種でカバノキ科となりますが、この2つは大きく産地が異なります。西南桜は中国西南方面で樺桜は中国東北・ロシア方面の材となります。西南樺・東北樺と呼ばれる由縁です。
国内で流通しているこれら2種の樹種は、取り扱い業者により呼び名や取り扱いが異なります。
・西南樺・東北樺 双方を1つの桜として取り扱う
・西南樺を樺桜として東北樺をバーチとして取り扱う
・西南樺を本桜・桜として取り扱う
・西南樺を西南桜、東北樺を樺桜として取り扱う(当社)
正確な種類を知りたい場合、取扱い業者に聞けば教えてくれます。
西南桜には種類がある
西南桜には色分けがあります。一般的にインターネットや建材店で良く見るのは白系の西南桜です。白から薄いピンクが特徴の種類となります。
製造工場では白から小豆色まで3色で展開されています。(工場により取り扱いが異なる。また以前は4色でした)
一般的に流通している西南桜は、真ん中の白系で一部右と真ん中のミックスや右のタイプが少し流通しています。特にナチュラルグレードは元々色違いがあるので右や、真ん中に近い感じのも多いです。
一番濃い赤褐色系の西南桜は水目桜として取り扱われていモノもございます。また白系の西南桜を調色・着色して濃い色合いの西南桜(水目桜)として取り扱ってる場合もあります。
西南桜のフローリング
西南桜・樺桜ともフローリングとして定番の樹種として人気です。白系・ナチュラル系として、また癖も非常に少なく明るい色味もあり様々なインテリア空間にマッチします。昔より桜として流通し品質や価格も安定しているため長年に渡り床材として使用されています。
西南桜の無垢フローリングは一般的にUNIタイプが主流となります。UNIタイプは複数枚の板をフィンガージョイントで繋いで定尺サイズとした仕様で、3~6枚で継がれるのが一般的です。
※西南桜の乱尺タイプ・OPCはほとんど流通していないと思われます。
プレミアム:Aグレード
最上位グレードで節や色違いが少ないグレードとなります。
セレクトグレード:Bグレード
小節と色違いがあるグレードとなります。
ナチュラルグレード:Cグレード
節と心材を使うため色違いがあるグレードとなります。全体的に節が多くなります。樺桜は同グレードでも節が少し少ない傾向にあります。
ワイルドグレード:Dグレード
節とより多くの心材を使うため色違いが大きくなるグレードとなります。
西南桜のラインナップ
当社取り扱い西南桜フローリング
西南桜 プレミアムグレード(商品一覧へ移動こちら)
西南桜 ナチュラルグレード(商品一覧へ移動こちら)
※セレクトグレードおよびワイルドグレードは受注生産にて承ります。30坪以上より