無垢フローリングの本実加工

フローリングは複数の板を並べ床面に貼ります。その過程において板と板をぴったり組み合わせるための加工が本実加工です。フローリングは一般的に板と板が隙間なく貼り合わせる本実突付加工が施されます。パネリングなどはあえて隙間を開ける目透かし加工などもあります。

フローリングは基本的に縦横すべてに実加工が施されこれを四方本実加工と言い、縦方向の接続の実加工をエンドマッチ加工と言います。

画像は縦方向部分となります。エンドマッチ加工

通常のフローリングは、四方本実加工され、糸面ありで加工されています。

糸面とは:角材の四隅を細く面取りすることで、斜めにカットしたり丸くカットされたりします。

当社のフローリングは基本的に、糸面あり加工です。糸面無しは特注商品として扱っています。

よく見ると実加工の床面部分と裏面部分の凹と凸の上と下で長さが異なります。これは特に無垢材が伸縮することへの対応です。縦・横方向ともこのようなサネの形状となります。

横方向(長い方)のサネ部分

凸側にはフロア釘を打つための窪みがあります。ここに45度の角度で打ち込みます。釘の頭部分が丁度凹みに収まり床同士が干渉しないようになります。